絵本作家になったら、毎日どのような時間を過ごすのでしょうか?

ここでは、文章と絵の両方を書く、ある絵本作家の1日をみてみましょう。

やること
6:30 起床
7:00 その日やることをチェックする。
7:30 原画描き
8:00~12:00 その日やることをチェックする
12:00~12:30 仮眠
12:30 お昼ご飯
13:00~18:00 原画描き
18:00 夕食
18:00 子どもたちと遊んだり、家族と過ごす
21:00 スポーツジム
22:00 ファンレター返し
23:00 就寝

もう一人の絵本作家さんの、ある一日はどうでしょう。

やること
9:00 起床、朝食
10:00 お客様や編集者からのメールをチェック
10:30 文章を元にどんな絵を描こうかイメージをし、キャンバスにラフ画を描き始める
12:00 昼食、メールチェック
13:15 宅急便で送られてきた扉絵を描いた雑誌をチェックする。
13:30 ラフ画一枚の作成終了。出版社の担当宛にラフ画をメールで送り、確認の連絡をする。
14:00 残りの画を描きつつ、文章を絵にマッチするように修正する
17:00 本日のお仕事終了

このように、作家さんにより、スタイルは変わります。
朝まで仕事をして、就寝、昼過ぎから起きて仕事を始める作家さんもいれば、夜は早く寝て、朝早くから仕事をする作家さんもいます。

小さなお子さんもいる作家さんと、一人暮らしの作家さんでも仕事の仕方は違ってくるでしょう。

また、同じ作家さんでも、人気が出て、テレビやラジオに出演したり、イベントに出席することが続いたりすれば、毎日の時間の使い方も変わってきます。

決められた時間に出勤して退社する会社員と違い、自分で時間の使い道を決められるだけに、しっかり自己管理しないと締め切りに間に合わなくなったりします。

もし、文章とか絵だけのように、片方だけしか手がけない作家さんであれば、絵を描く作家さんや文章作家さんとやりとりしなくてはなりません(直接のこともあれば、出版社が中に入る場合もあります)

ある作家さんは、時には、原画を描きながら、韓流ドラマやアニメやドキュメンタリーを見たり、ラジオを聴いたりすることもあるそうです。絵本のアイデアを思いつくためのヒントが隠れているかもしれないので、情報量を高めることも大切な仕事です。

仕事に詰まったときは

仕事をしていて、煮詰まることもあります。
そのようなときには、散歩に行ったり、公園や喫茶店に行くなどして環境を変えてイマジネーションを膨らませる方法をとる作家さんも多いです。

文章も絵も想像力がないと書くことができませんので、環境を変えるというのも作家にとっては大切な仕事の一つとなることを覚えておきましょう。

絵本作家は、机に向かって作業することだけが仕事ではありません。
いい文章や絵を書くために、日頃からどこにいてもアンテナを張っておくことも仕事なのです。

このとうに自由なようでいて、実は厳しいのが絵本作家の毎日といえるでしょう。

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